mercy's blog

愛知県でリハビリテーションに従事する者として日々考えることをまとめています。

SDGsから考える

昨年の8月から12月の5ヶ月間にわたって

愛知県東海市の障害者就労継続支援事業所Maison de GIFT LOUNGEにて

『GIFT ICT クラブ〜発達障害児・身体障害児・外国籍児童も一緒に楽しむロボットプログラミング〜』

というものにメンターとして参加させていただきました。

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ICTクラブ

Maison de GIFTに関してはこちらから↓↓↓

サロン概要 – Maison de GIFT LOUNGE

 

 

 

ICTクラブとは

”地域ICTクラブでは、課外の時間にデザインやアプリ制作、世代間での知識・経験の共有などを通じて楽しく学び合うことで、子どものICTに対する興味関心を高めていく場”

総務省|教育情報化の推進|地域ICTクラブ普及推進事業(平成30年度〜)

というものだそうです。

 

縁あってこのような機会に参加することが出来たので、

その中で触れたSDGsに関して、まとめてみたいと思います。

 

 

 

  • 最近よく耳にする”SDGs”という言葉

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SDGs


SDGsとは”SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS”の略で

”持続可能な開発目標”とされています。

 

端的に説明すると、

貧困や不平等・格差、気候変動などの17の項目に対して、国連加盟国で改善に向けて取り組んでいきましょう!

と言った趣旨のものです。

概要はこちら↓↓↓で確認できます。

https://www.plan-international.jp/about/libraries/kyouzai/pdf/sdgs_child_friendly.pdf

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/sdgs_navi.pdf

小中学生向けに作成されたもので、誰にでもわかりやすいようにまとめてあります。

 

近年では様々な企業がSDGsに対する取り組みを行っており、外務省のHPでも活動報告を参照することができますので、どういった風に考えたら良いか参考にされたい方はのぞいてみると良いかと思います。

取組事例 企業 | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省

 

 

  • SDGsが注目されるに至った背景

そもそもSDGsに向けた取り組みがなぜ企業間で広まりをみせているのか、というところが1つ鍵となっています。別に企業も慈善事業で目標を達成しましょう!と掲げているわけではないようです。きっかけは2006年に当時の国連事務総長が提唱した、責任投資原則(PRI)にあります。

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責任投資原則

ざっくり要約すると、投資家は企業へ投資をする際には、その会社の財務情報だけを見るのではなく、環境や社会への責任を果たしているかどうかを重視して下さいね!という提言が国連によってされたんですね。

2010年に世界最大級の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がPRIに署名したことによって、日本企業は機関投資家から、汚染物質の排出状況や商品の安全性、供給先の選定基準や従業員の労働環境……といった、ESG[環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)]にもとづく非財務情報の開示を求められるようになったという背景があり、これをきっかけに、投資を受ける日本企業の間にも、もっとESGを考慮しようという動きが広がった、という流れです。

SDGsはいま日本企業にとって、ESGを考える上での大きな指標になっているのです!

 

 

SDGsをどう考えるか

さて、ここからが本題です。大切なことは、こういった取り組みの経緯を知り、現在地を知り、じゃー自分がSDGsの達成に向けて取り組めることは何だろう。。。と考えることだと思います。ちなみに日本は加盟国中現在(2019年度)15位で、”4 質の高い教育をみんなに”と”9 産業と技術革新の基盤をつくろう”の2項目が達成できていると評価されています。

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SDGs 達成度ランキング

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2019年度版 達成度

達成度の高い順から緑(達成している)→黄色→橙色→赤色(深刻な課題がある)と評価される。

 

 

私はSDGsについて触れていく中で、医療従事者として、リハビリテーションを通じて”3 全ての人に健康と福祉を”、”8 働きがいも経済成長も”、"11 住み続けられる街づくりを"の3つを自分のSDGs達成に向けた目標に据えました。

 

自分は起業するわけでもないし、関係ないと感じる方もみえるかもしれませんが、SDGsに向けた取り組みはサラリーマンでもできます。目標達成のための手段は慈善事業である必要はなく、ビジネスとして捉えても良いのです。自分の提案一つで、地域をより良くでき、経済が活発になり、地域住民の働きがいも向上したら素晴らしくないですか?

 

まだそんな大きなこと考えられないよ、という人もいると思います。そんな人は”国民みんなが平等に受けられる医療を維持すべく、医療現場からの国会議員数の増加など実現できるよう、有権者としての意識を持つ”なんかでも良いんじゃないですかね。また、そんな自分の想いを周囲に伝えるなどの啓蒙活動を地道に行うことも価値のあることだと思います。

 

 

最後になりますが、みんながみんな突出した能力があるわけではないですよね。でもそれぞれにできることがあります。

大切なのは目標に対して、自分の意思がそこにあるということなんじゃないかなと思います。

行動していきましょう!TAKE ACTION!!

 

ではまた!