mercy's blog

愛知県でリハビリテーションに従事する者として日々考えることをまとめています。

新型コロナウィルスについて考える

昨日(2020/3/12)WHOから

”新型コロナウィルス感染症パンデミック(世界的流行)と認定”

をいう発表がなされました。

 

2009年の新型インフルエンザ以来のことで11年ぶりだそうです。

いよいよ大変な騒ぎとなってきましたね。

 

世界的流行ということで世界各国で罹患者数が増えているということで

先日datebrewというコンサルタント会社が公開した

”COVID-19 data explorer

を用いて各国の状況を見てみたいと思います。

なお、COVID-19 data explorerはWHOやCDCを始めとする医療機関が公開したデータに基づいて、ジョンズホプキンス大学によってまとめられたものだそうです。

 

 

  • 現在流行っているとされる諸外国との比較

以下は縦軸が「確認感染例の累積数」で横軸が「1件目の症例が見つかってからの経過日数」となっています(3/11現在のもののようです)

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1症例目の報告があってからの累計患者数

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1症例目の報告があってからの患者数の変遷

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1症例目の報告があってからの新規患者数の変遷

 

中国はあまりにぶっちぎりだったのでこの表からは除してあります。

これらで見ると、1症例目の報告から46日時点でアメリカよりも累計患者数を抑えることに成功していますね。他の諸外国と比較すると日本は非常に優秀な成績なんじゃないか、といった印象を受けました。

 

厚労省が発表している基本方針の対策通りに進んでいるというのが個人の調べる範囲での見解です。

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基本方針

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省

 

 

  • 日本国内単体で見た時どうなの?

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日本国内における患者数の変遷

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日本国内における新規患者の変遷


日本国内で見た場合も、他国と比較すると緩やかではありますが、確実に感染者数、1日における新規発症者が増加しているのが確認できますね。感染は確実に拡大していると言えるでしょう。上記グラフは下記サイトでご自身で確認することもできます。

datacat.cc

これらの折れ線グラフ以外にも各国の感染者数や回復者数、死者数を地図情や棒グラフで確認できますので、気になる方は自分で調べてみると良いと思います。

 

 

  • これらのデータを踏まえて想うこと

厚生労働省の発表している基本方針にある「患者の増加スピードを抑えること」「流行の規模を下げ、患者数のピークを下げること」という思惑はギリギリ上手くいっている、といった感じですね。あくまでも感染拡大予防の面で言えば、です。

それと引き換えに様々な代償を払っているのがとても大きな問題だと思います。コロナに殺される前に、経済が死にます。自身が感染媒体となる可能性が大きくない限りは、過剰な自粛は控えて良いのではないか、といったように思います。

 

・市中感染の可能性は現状のデータを見る限り低いです

飛沫感染接触感染予防のため、手洗いやアルコール消毒をこまめにしましょう

・マスクは濃厚接触の状況以外での積極的使用は控えて、必要な時に使えるように無駄使いしない様にしましょう

・トイレットペーパー、ティッシュなどの紙類あります!過剰な買い溜めは流通が追いつかない原因になってしまいます。それぞれが必要なタイミングで使える様に必要以上に買うのは控えましょう

・マスクを自作するためにガーゼを買い占めるのはやめましょう。ガーゼをガーゼとして必要としている人がいます。ハンカチなどで代用できますよ!

 

これらのことは厚労省の公式HPにも載っています。

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省

先ほども書きましたが、自身が感染媒体となる可能性が高くない限りは、過剰な自粛は控えて良いのではないかと思います。

対策して、普通に出掛けましょう。異常に怖がる必要はないと思います。

適切な知識で、適切に怖がりましょう。

 

ではまた!